うつし世はゆめ よるの夢こそまこと

かっこいいなぁー乱歩さん。
つかこの「乱」旧字が正しいみたいだけど、旧字だと「乳」にしか見えません。そして私のPCでは変換できんっちゃ。

浅野忠信が見たくて乱歩地獄見に行った。
昼間に映画みるなんてすごくひさしぶりかも。気分はそれだけですがすがしいったらないよ。
平日のお昼時なんて空いてるんだろうなーと思ったけど、けっこういましたなー。江戸川乱歩先生のファンですみたいな高齢のおじいちゃんとか楽しめたんだろうか?エンディング・ロール見ない人とかいたしなあ。
私はそこまで彼の話にはハマれなかったけど、本読むのが好きな人並には読んでいてそんな程度の微かな記憶と比べても、やっぱ映画と小説は別だったと思う。
文字で見るエロ・グロと映像で見るエロ・グロは同じモノを同じ表現しても圧倒的に映像の方が強くて、でも見る側としては文字で表現されたものの方が親しみやすいというか心動かされるというか。
自分の想像を加える余地がないと楽しめないということかー?
あーなんかですね、原作を読んでから映画を見るとすでに作られた自分のイメージと違うから気に食わなくて、原作を知らないで映画を見ると話を6割くらいしか理解できなくてそこまで作品を楽しめない。そんな感じだった、今回。
原作が好きで見に行く映画はたいてい満足できないとはゆーけれど、でも「笑う伊右衛門」みたいにすごく感動した作品もあったわけでー。そういうのがまた見たい。
映画って自分との相性があって、いくら涙もろい私とはいえ全ての映画に感動する訳でもないのさ、さすがに。それでもきっといい映画だろうと思ってまた何かを見に行ってしまう。
たぶん今までの勝率(私が感動させられたという意味では敗けか?)は6割行くか行かないかだろうけど、気に入らなかったとはいえ無駄ではなかったと思う。・・あいりんと見ること多いけど、けっこうあたりはずれが大きいのもあいりんと見てる場合が多いよね・・・。

原作がスキーの他に、この人出てるから見るってのもある。浅野忠信もその一人。
浅野忠信が好きだなーと思うのは、彼がどーいうつもりでやってるかしらんが彼が演じるだけで原作とは全然違うものになるところ。強烈というのか?江戸川乱歩の蟲でもなく、カネコアツシの蟲でもなくて浅野忠信の蟲になってる。
まったく新しい蟲になってるから素直に映画を楽しめるし、その浅野忠信カラー自体も好きだー。
体も好きだー。

というわけでまたいこーよ、あいりん。たくさん映画みて感動したり笑ったり上着頭からかぶったりしよーよ。
反応するポイントがほとんど一緒だからあいりんとなら2倍楽しめる。いまいちな時はその不満が半減するはず☆